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Dreamer Dreamer
そっと運んでください
君去りし街の 海が見える丘へ

msy「麻酔」EP 日文歌词

01 笑うしかないだろ


君の手が微かに見えた気がした

君の口が開いた

何かを言う声が

その言葉で刺したまんまで

僕をこのまま

ずっとここに置いてけぼりにすんだろ

笑っちゃうな


僕の音なんて何もないから

笑うしかないだろ

笑うしかないけど

好きな花を集めた花束

君に贈ろう

思うことなんて何もない

「ただ歩いてるだけで

もうあっぷあっぷ」ったって

救世主もけんもほろろ


過ぎ去る景色

見えないほどに

息もできないまま帰り道

頭を掠めた棺で笑う僕

感情はとっくに死んでしまった様で

淡々と日々をやり過ごす

何も知らないで

君は手を叩く


愛も感謝も

埃を被ってしまうほど

心の余裕がめった打ちに

命からがら毛布被って


僕の人生を記そうとして

書いても書いても

消されてくだけじゃない

挙げ句の果てに書き換えられて

知らぬ人に

僕の意思なんて聞いてないから

笑うしかないだろ

そうだろもう

馬鹿馬鹿しい

そうだろもう

もうどうにでもなれ


そうだ全部歌ってしまえ

それくらいしかできない


君が言う未来は全部全部

どれも映画みたいなハッピーエンド

だけど何だろう

その根拠のない笑う顔が

知らぬ間に僕を救ってるんだろうな


僕の音なんて聴いてないから

僕の意思なんて聞いてないから

もういいさ


僕の音なんて何もない

もう伝わんなくていいよ

伝わんなくていいから

バッタもんとでもなんとでも

笑うがいい

僕の音なんて何もないから

笑うしかないだろ

そうだろもう

ずっと君と笑ってたい

そうだもっと歌を歌おう


02 アブストラクトマネキン


ラクガキだらけのメモ帳と

空っぽのラジカセで

それだけでなんで過ごせると思ったんだろう


忘れ物を数える度に痛い足がさらに痛く感じた

前を行く人がやけに目に入って瞑る

誰にも言えない事を紙飛行機に書いて行く

そして街で一番高いと言われていたマンションから飛ばした。


舞い上がれ舞い上がれ

空高く飛んでけ

どこだっていい

そいつが知らん誰かのことを

もしも包み込んだとしたら

それだけで幸せだ

飛んでけ

いつだっていい

いつかそれすら忘れるまでは


雨、雨、雨

知らぬ間に僕をビショビショに濡らしてた

願えば願うほど空は黒く重くなる

集まる枯葉を踏み、足が止まった

脳裏にはぐちゃぐちゃになった紙飛行機が


嗚呼もういっそ


滲んで行け滲んで行け

読めぬほど無に染まってしまえ

オブラートに包んだ様に

少し苦い僕の言葉

和らいでぼかして

消えてしまえこの雨で

それでも嗤うなら

ならもう僕の気持ちも思い出も

全部溶けて行け


結局は僕の想像だったんだ

知らないとこで誰かが笑ってたって

僕の目に映る君は

破って捨ててしまうから

灰になって飛んでって

あいつが見た景色を見てみたい

とんとわかんない

もうわかんないから

また空に飛ばす


どうか笑ってて

笑ってて欲しいな

願ったら破り捨てられ

飛ばすまいと躊躇したあいつは

今きっと遊んでる子どもの手に

羽の形を変えてどう飛ぶか

遠く飛んで行け

書き込んだ思いは模様となれ


やっぱり

舞い上がれ舞い上がれ

空高く飛んでけ

どこだっていい

我慢できなくなって

リュックの双眼鏡引っ張り出して覗いた

アブストラクトマネキンが転がる

着地点のど真ん中で

君が紙飛行機を持って


わらっていた


03 この世界に写真がなかったら


この世界に写真がなかったら

僕の世界は四畳と半分だけだ

笑う君も記憶の底に

消えて行くんだろう

この世界に写真がなかったら

この世界に写真がなかったら

この夕空も僕だけのものなんだ


もうちょっと見てたい

そうやって撮る写真ばっか

心臓に飾って

じゃあずっと見てよう

そうやっていくつダメにしたか

わかんないのに


あの風景も

今までの僕の人生も

何も見えない

形などない

ならないのと一緒


この視界に見えるのが全てだ

見えないとこは全部真っ黒で

君が笑ってても後ろ向いてたら

そうまだ笑ってない

この視界に見えるのが全てだ

この視界に見えるのが全てだ

広い一間に狭い世界を押し込んで


引き出しでぐちゃぐちゃになってる

いつか撮った写真達

皺が付いて跡になって

見えづらいと正すほど

その時の感覚も時間も匂いも

全部沈んでたみたいに浮かんで

水面から顔を出した


どの思い出を書いて歌っても

どの思い出を書いて歌っても

君は突然平然と何も言わないで

また笑っている

どの思い出を描いて謳っても

どの思い出を描いて謳っても

それはその頃とは

どこか違う絵だろう


例えば君がいたら

例えば話せるなら

って意味のない事ばっか考えて

ドンと今の僕を深い井に突き飛ばして

這い上がれない


もう君のいない廃世界遊生を


今がパッとしないほど

かつてを横目で見ちゃうんだ

今がパッとしないほど

いつかを無意識に追ってる

この世界に写真がなかったら

いつか全部忘れてしまうから

僕は絵を描こう

この夕を描こう

思い出せるよう


この世界に期待はしないけど

この世界に期待はしないけど

せめて「今日の夕陽は綺麗だな」って

それだけでいいから

それくらいは思える世界で

それくらいは思える世界であって


幸せも美しい景色も心象も

全部全部閉じ込めて死んでやる

この世界に写真などなくていい

さよなら

次はちゃんと今日を「今日」と思って生きるから

全部全部閉じ込めて死んでやる

全部全部閉じ込めて死んでやる

僕だけのもの

誰にも見せないで写真を燃やす様に


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